VAIO社がうそを行ってない限り(笑)、VAIO Z Canvasは、あと10日くらいで発売されるはず!今日現在、VAIO社オフィシャルサイトには、5月発売予定となってるし。
これまでも、あちこちのイベントに登場してるが、これほど発売前から露出の多い、VAIOははじめてだろう。
さて、今回は、発売直前ということで、現在出回っている情報を総まとめしてみたいと思う。
まずは、時系列の簡単なまとめから。
・2014年10月6日 ・2014年11月2日 ・その後も、数々のイベントへ積極的に出展。 ・2015年1月23日 ・2015年2月16日 ・正式名発表後も、数々のイベントへ出展を続ける。 |
このVAIO Z Canvasったらもう、本当に、異例中の異例。正式発売前にもかかわらず、お客様へ露出すること、10数回。きっと、いろーんな人が見てさわって。そんな方々からいーっぱい意見をもらって。それを元にきっとさらなるブラッシュアップを繰り返してきたに違いない。目に見えるところでは、画面&キーボード面のカラーは当初の通りブラックだが、その反対面はシルバーに変更されてるし。
なにより、Zの名をつけた、もう一つのVAIOだから、期待しないわけにはいかないのだっ!!!
●スペック
OS | Windows8.1 Pro Update 64bit |
CPU | Core i7 Hシリーズ(クアアッドコア) |
メモリー | 8GB~16GB(選択) |
グラフィックス | Intel Iris Pro |
液晶 | 12.3型(3:2)2560×1704(250DPI) 色域Adobe RGBカバー率95% |
ストレージ | 第二世代High Speed SSD 256GB~1TB(選択) |
インターフェース | USB3.0×2、HDMI(OUT)×1、Mini Display Port×1、ステミニヘッドホン出力、有線LAN(1000BASE)SDXC(UHS-Ⅱ)カード |
市場想定価格 | 20万円後半~ |
↑とにかく、モバイルPCとしては、スペック高し。
CPUは、Hシリーズってことで、TDP47Wのものを搭載。(VAIO Zは、Uシリーズで、TDP28W)重量級のノートPC向けのCPUを搭載してるから、処理速度は言うまでもなくすんごい。TDP15WのCPU(VAIO Duo13に搭載されてる)と比較すると、2~3倍速!!!
モバイルで処理速度がすんごいってことで、熱対策、重量、バッテリー持ちを、VAIO社設計陣がどこまで追い込めたかが気になるところだが。↑以前、取材させてもらった、ソニーストア大阪でのトークショーでは、「モバイル性能は犠牲にしないように、重量やバッテリーライフについても、十二分に考慮されてる」とのことだった。スキなし!
グラフィックスは、これまた、VAIO ZのIntel Irisよりも上位性能の、Intel Iris Proを搭載。
液晶は、やはり、クリエイターを強く意識してるモデルだけに、Adobe RGBカバー率95%を誇る。また、アスペクト比が16:9ではなく、3:2となっているのも面白い。計算すればわかるが、VAIO Z Canvasは、画面の縦寸法が約17.3cm。これに対し、VAIO Zは、13型(16:9)と大きいサイズながら、画面縦寸法は約16.2cmと小さい。
写真は通常3:2、ブラウザの画面スクロールは縦方向。イラスト書く人はどっちがお好き?
ってことで、3:2も面白いかも。
ストレージは、VAIO Z同様の、あの超高速SSD「第二世代HIGH SPEED SSD」を搭載。CTOでは、256GBからスタートし、なんと最大1TBまで選択可能。おそらく、512GBも選択できると思われる。しかし、1TB選択時の価格はさぞかしお高いんでしょうねぇ?考えるだけでも恐ろしい^^;
(初期の試作モデルのため、カラーリングが最終モデルとは違う)
↑インターフェースもかなり欲張った仕様に。
USB3.0×2は、標準的だろうが、ディスプレイ出力が、HDMIに加えて、Mini Display Portまでもを搭載。しかも、両端子ともに4K出力が可能で、さらにさらに、同時出力も可能だそうだ!!VAIOユーザーさんにとっては、なじみのない、Mini Display Port、、、ご安心あれ、amazonあたりでは、変換アダプターが300円で売れられてる。。。
●使い勝手
もちろん、がっつりの使用感ではないが。
何度かさわった程度だけど、がっつりと記憶しているのは、↑この2点。
まずは、背面の内蔵スタンド。角度調整は無段階。内蔵した状態から少し引っ張ると、ダンパーでも入ってるかのように、粘りけのある、ぬまぁって感じで、最大角度まで開いていく。が、実際に、VAIO Z Canvas自体の自重と、絶妙のバランスが取れているようで、立てた状態では、ロックもなにもしないのに、パタンと倒れることもない。ペンを持って画面に手を乗っけても、少々のことでは、角度が変わることはない。
次に、スタンドが閉じる手前くらいの画面を倒した状態で、人差し指一本で手前に起こしていくと、、、しっかりとスタンドは開いていき、指を離した位置で画面角度は保持される。つまり、画面を起こすときは、スタンドをさわる必要がない。これまた、絶妙のバランスがなせる技!こういうちょっとしたことが、心地よいんだよね。逆に、些細なことがストレスになったりするんだよね。
そして、ワイヤレスキーボード。本体とはマグネットで一体化し、充電される。が、VAIO Tap11での経験からか、キーボード自身にmicroUSBを搭載し、ワイヤードでの充電も可能。使用しながら給電ができ。キーボード充電中は操作ができない。なんてことがないのだ。
本体と一体化させるために、キーボード自身は非常に薄い。が、アルミボディーによる剛性の高さ。心地よい打鍵感を得られるのだ。主なキーも、フルピッチで、「肩をすぼめるような打ち方」はしなくていい。是非、実際に、たたいてみてほしい。
その他、感心させられたのが、
↑本体トップ両サイドに配置された、物理ボタン。
さわらせてもらった実機は、画面向かって右側ボタンを押すと、タッチパネル機能の有効/無効切り替えができた。誤作動しない工夫がされてるとはいえ、ペン操作時の誤作動がストレスになる。こういう機能を搭載するという配慮に、拍手!
対して、画面向かって左側のボタンを押すと、画面左、幅4cm?5cm?くらいだろうか、縦にほそーいメニューというか、ランチャーが表示され、各種ショートカットが配置されていた。面白いのが、右ボタンでタッチ機能を無効にしていても、このショートカットキーはタッチ操作できた。こだわってるねぇ。
●勘違いしないで欲しい。クリエータ専用VAIOじゃないことを。
クリエイターをデスクから解放し、 |
VAIO Z Canvasの製品ページのトップにこう書かれてる。
実際、クリエイター向けイベントを中心に、がんがんと出展し、生の声を吸い上げ、着実に、製品へ反映する。。。
これの繰り返しの結果、あちこちのニュース系サイトで取り上げられてるとおり、クリエイター向け最強タブレットPCとして完成したのだ。
さて、話をさかのぼって。
「PCと紙のノートを両方持ち歩いて使い分けている人を見て、何で?と思ったのが始まりでした」
ここから、「VAIOのペンタッチはすげぇ」の歴史がはじまったのだ。
ビジネスマンが気軽にメモできるレベルに到達することを目指して。
とまぁ、ペンタッチ機能は、元々は、ビジネスマン向けと考えられていたわけなのだ。
ところが、クリエイターさんたちが、VAIOのペンタッチ性能に注目。その声にこたえるべく、さらなるブラッシュアップを重ね、そして、生まれたのが、VAIO Z Canvasなのだ。
クリエイターまでも満足させる、ペンタッチ性能
まわりまわって、ビジネスマンが使用するなら、まさに「紙」感覚にちがいない!クリエイターだけが使うのはもったいないよ!!!
と、「クリエイターじゃない、店長野田は声を大にして言いたい」
「VAIO Z Canvasは、クリエイターじゃない私にはもったいないよね?」
なんていう声を、当店店頭でよく聞かされたけど、決してそんなことはないのだよ!
ということで、、、総まとめで、一番言いたかったことが↑これなのだ。
クリエイターまでもが満足するペンタッチ機能を搭載し、紙に書くかの如く操作性を持ち合わせ、モバイルノートとは思えないほどの、マッチョスペックを兼ね備えた、モンスタータブレットPC=VAIO Canvas。
VAIO Zほどはモバイル性能は高くないけど、VAIO Zを超えるマシンスペックを持った、VAIO Z Canvas。
「VAIO Z」 vs「 VAIO Z Canvas」
2つの、「Z様」。。。どちらも甲乙つけがたい・・・。