本日4月1日、ソニーより、異次元の物体を捕獲する装置「プロトンパック」の発表があった。
同時に、日本国内での展開が、2016年8月19日と、具体的な日付までも発表された。同日は、リメイク版のゴーストバスターズの劇場公開日。なんとしても、その日にあわせて、お披露目したいという、ソニー開発陣の意気込みが感じられる。もちろん、映画の配給は、ソニーピクチャーズエンタテインメント。
●2名の博士とは?
プロトンパックは、ソニーと、ホルツマン博士とスペングラー博士により共同開発された。
気になるこの両名の博士だが、どちらもあのゴーストバスターズのメンバーだと思われる。ホルツマン博士は、原子力工学者で軍需品のエキスパートのジリアン・ホルツマン。スペングラー博士は、ゴーストバスターズの頭脳と言われている、イゴン・スペングラー博士。正式発表はされてないが、おそらく、この両名でほぼ間違いないだろう。まさに、この筋のスペシャリスト2名がいてのこその、開発成功なんだろう。
今回の共同開発という発表は、ゴーストバスターズが、映画上の空想のものではなく、実際にモデルとなった人物が、存在したことの裏付けとなったわけだ。
●ソニーの最新技術が惜しげもなく投入!
さて、プロトンパックには、ソニーの各種製品に搭載された最新技術を搭載されているそうだ。
実際に、搭載された各ソニー製品をピックアップしてみよう。
・Xperia
Xperiaスマホにも搭載されているSTAMINAモードを採用し、バッテリーを長持ちさせる。
・サイバーショットRXシリーズ
スーパースローモーション機能で、被写体を毎秒960フレームで記録する。
・超短焦点プロジェクター
4K超短焦点プロジェクターを搭載し、捕獲した物体をリアルタイムで映し出せる。
・Xperia、カメラなど
NFCで、BRAVIA、Xperiaなどのソニー製品にワイヤレスで接続し、捕獲物体を閲覧・転送・シェアしたり、画像キャプチャし編集も可能。
たしかに、主立ったソニー製品勢揃い感。
気になるところは、総重量6kg少々の本体へ、4K画質ながら、超短焦点プロジェクターを搭載しているという点。今後、単体発売に期待したい。
また、STAMINAモード採用といいつつも、これだけの装備。どれくらいのバッテリー駆動時間があるのか、正式発表が待たれるところ。。。
●メカニズム
ゴーストの捕獲。。。我々凡人には到底想像がつかない領域だが。
ソニーのプレスリリースに、概略のメカニズムが解説されているが、それでも専門用語連発で理解が難しい。とりあえず、そのプレスリリースを見ていってみよう。
と、その前に、プレスリリースに掲載されている、動画を予習代わりに見ておくことをおすすめする。
とはいえ、音声を出せない環境だったり、動画再生できない環境だったりする方もいらっしゃるだろう。動画全編のナレーションを文字起こししたので、そちらを参照いただきたい。また、プレスリリースの解説もあわせて、抜粋掲載しているので、両者を照らし合わせつつ、考察していってみよう。
★プロトンパックオフィシャル動画のナレーション全編文字起こし
ソニーは、ホルツマン博士とスペングラー博士との30年を超える共同研究を経て、異次元の物体を捕獲する装置「プロトンパック」の開発に成功しました。
プロトンパックには最先端の小型「シンクロトロン」を搭載。「ハイドロゲンプラズマセル」から抽出されるプロトンの動きを加速させます。
さらに「リキッドヘリウムレザボー」を内蔵。
また、自動光線操縦技術を採用し、人間工学に基づいて設計された操作バーにプロトンビームを自動的に誘導します。操作バーにはプロトンビームの射程精度を最大限に高められる「ビームヘイローチューニングキャビティ」が組み込まれています。
プロトンパックには他のソニー製品にも採用されている最新技術を数多く搭載。
重さは6.66kgと非常に軽く、防水防スライム機能も備えています。
★プロトンパックプレスリリース一部抜粋の解説文
プロトンパックには、最先端の小型超伝導加速装置を搭載し、水素プラズマ細胞から抽出されるプロトン(陽子)の動きを加速させることで、ゴーストの捕獲を可能にしました。
内蔵の液体ヘリウムタンクが加速時の超伝導温度を一定に保ち、さらに超低温冷凍機能を実現することで、低温デュワーをはるかに上回る長時間駆動が可能です。
さらに本機には自動光線操縦技術を採用し、人間工学に基づいて設計された操作バーにプロトンビームを自動的に誘導。この操作バーはプロトンビームの射程精度を最大限に高められる空洞共振器の役割も兼ねています。
バックパック形状の本体は、お使いいただく方の背中に自動的に貼り付き、さらに心霊体によるノイズ反響も低減します
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水素プラズマ細胞(ハイドロゲンプラズマセル)が原料のようだ。
ここから、プロトン(陽子)を抽出し、小型超伝導加速装置(シンクロトロン)により、加速させる。ご存知の通り、超伝導現象には、超低温が必要なため、それを担うのが、低温タンク(液体ヘリウムタンク、リキッドヘリウムレザボー)だ。この低温タンクは、一般的に、デュワー冷却器といわれる、気体を超低温にすることで液化する装置よりも効率がいいと思われ、それにより長時間駆動が可能のようだ。
加速されたプロトンは、自動光線操縦技術により、人間工学に基づいた、操作バーへ送られる。この操作バーは、プロトンの射程精度を高めるべく、おそらく、粒子加速器としての機能を担う、空洞共振器の役割も兼ねているようだ。
さぁ、ここまで来れば、あとは、プロトンを捕獲すべきゴーストへぶつけるだけだ!
が、、、ここでギモンが。
肝心のゴーストはどうやって視認するのか?ゴーストをキャッチする「レーダー」に相当する製品が用意されるのか?視認を可能にする専用ゴーグルが開発されているのか?はたまた、プロトンパックは、実は、ゴーストへの自動追尾装置機能を有しているのか?
そして、最大のギモンが、、、捕獲したゴーストは、どこに格納されるのか?
いや、それよりも、捕獲したゴーストは、どうするのか?ソニー製品の今後の開発に役立つのか?っていうか、ゴーストは、どこに住むんだろうか?
え?価格が気になるって???そんな下世話なことは言っちゃダメダメ。
ってことで、ソニーさん、続報お待ちしております。
※なお、プロトンパックの当店での取扱は現在未定です。是非、店頭展示したいとは思っております。。。
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●主な特徴
・本体外形寸法(幅×高さ×奥行)
46.4cm x 84.3cm x 23.8cm
・本体質量
6.66 kgs
・防水・防スライム仕様
・その他の装備
パワーセル
RFアンプ
低温タンク
ビームチューニングコイル
小型超伝導プロトン加速装置
高電圧電極
水素イオン化格納室&プロトン注入器
水素プラズマ細胞
空洞共振器
液体ヘリウムタンク
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プロトンパックプレスリリースは、専用ドメインのサイトに掲載