店頭展示の、「SAL70400G」。そして、今回、お客様よりお借りして試用した、「SAL70400G2」。
さて、、、どう違うのか?
AF性能が上がったということだが、、、動体撮影中心の店長野田としては、興味津々。ってことで、そこらへんを中心にレビューしてみよー。
●初代Gと、二代目G2との違いは?
まずは、、、うんちく面から、違いをチェック。
左から、SAL70300G、SAL70400G、SAL70400G2。
SAL70400GとSAL70400G2は、銀、白と、、、色以外で見分けづらい。操作周りは全く同じ。
レンズフードも、色が違うっていうことで、サービスパーツ型番こそ違うが、円偏光フィルター操作用のスライド窓含めて、全く同じ。
↑レンズネーム刻印の場所は違うが、距離計や、ズーム、フォーカスリングも同じ感触。
↑三脚座もおんなじ。
はずし方も同じで、三脚座クランプノブ(まるいネジのこと)を緩めて、座ごとくるっとまわして、、、
↑オレンジ目印を、レンズ本体のにあわせれば、すぽっとヌケル。
↑レンズ構成、MTF曲線も同じ。。。
早い話、なにが違うか?
1.動体追尾性能は前モデル(70-400mm F4-5.6 G SSM)比約4倍と劇的な高速化
2.500mm F4 G SSM や300mm F2.8 G SSM IIで採用しているソニー独自のコーティング技術ナノARコーティング(Nano AR Coating)を採用。内面反射によるフレア・ゴーストを抑えた、ヌケのよいクリアで透明感のある高い描写性能を実現しました。
以上、公式サイトより。
3.鏡胴内部やマウント内部の仕上げを見直すことでより黒の引き締まった透明感ある描写を実現
これは、ARコーティングとの相乗効果ととらえるべきかな?
以上、ITMediaより。
2.3.に関しては、、、有名な写真家、三好先生(徳島出身)のブログ(リンクは貼りません)に「ソニーαレンズSAL70400G2 嬉しくなるほど、確かな違いだ!」という記事タイトルで、触れられてる。フレアの軽減、シャドウ部がしまっている。と表現されている。
そして、今回は、1.を中心に、レビューだ!
冒頭にも少し書いたけど。なんせ、、、店長野田的撮影趣味は、「動! or 接!」。動きのあるものか、マクロ撮影か。それ以外は、全くといっていいほど、撮影しないというか、興味がなく^^;
で、結論からいうと、、、前モデル比4倍は、ダテじゃないぞ!
●動体追尾性能は前モデル比約4倍!!!
さて、被写体に選んだのは、、、「鳥」。しかも、、、AF性能試すには、、、「鳥、飛んでくれ!!!」
じっとしてる鳥撮影したって、動体追尾性能なんか、計れやしない。
数日前、ちょうど、配達先の近くに、野鳥園があって、、、1時間と超短いけど、撮影してきた。
鼻息荒く、いざ!!!
が、、、と、鳥がいない!!!!(常連さんに聞いたところ、シーズンオフ?らしい^^;)
それでも、必死に探して、やっと見つけてパシャリ。。。
これは、初代Gのほう。手前に枝はあるものの、ちょろちょろ動いてたわけでもなかったから、あっさりと、ど真ん中にフレーミングできたわけだが。
今回は、こんなんじゃぁないんだよね。動かないと。飛ばないと。
あちこち探し回って遭遇する鳥ぜんぶが、、、いわゆる、小鳥。で、、、これまた、元気なやつばっかで、初代Gレンズだからか、フォーカスが追いつかない。いや、正確には、初動フォーカスはなんとかなっても、動き始めたり、飛んでるのは、ちょっと厳しい。置きピンしてやろうか?って、、、それじゃ、AF性能比較にならないし^^;
お客様で、初代Gで、ガリガリと、鳥撮影してる方々いらっしゃるが、、、どうやってんだろう?素人店長野田には、この状況だと、ちと厳しいか。
と、、、早々に初代Gは、あきらめ、二代目G2を、α77に装着。
(あ、そうそう。レンズランク的には、α99がいいんだろうけど、店展示品は、営業時間内は持ち出しづらいので、自前のα77使ってます。悪しからず。。。)
↑本日、G2ファーストショット。
いい写真じゃないけど、動きのある小さな被写体なのに、あっさりとピン来た撮影できたので、載せてみた。
まぁ、落ち着きのない小鳥(鳥知識皆無なため、種類わからず^^;)で、枝から枝へと飛びまくってるんだけども、、、この通り、初動フォーカス押さえて、フレームからはずしさえしなければ、なんとか!
↑一足早く、当店Facebookにアップした写真。意外とあっさりと撮影できてしまってる。
↑立て続けに、、、飛ぶ鳥写真ゲッツ!
これを、先頭2羽をトリミングして拡大してみる。
↑フォーカス来てるね。これ、実は、連写中の1枚なんだけど・・・
↑こっちも、同じく連写中の1枚。わかりやすく、トリミングで拡大してる。
フォーカスはずれちゃってるよね^^;
これら連写、、、フォーカス→連写開始。その後、フレームからハズレ気味になり、フォーカースが逃げ、、、なんとかフレーム中央へ持って来たら、スパッと、フォーカスリカバリー。連写撮影の間に、瞬間的に起きたこと。
これが、「動体追尾性能は前モデル比約4倍!!!」ってやつなんだろうか?
一昨年くらいかな?初代G持って、鳥撮影いったときに、、、飛んでるのは無理だ!とあきらめたんだけどねぇ。。。
とまぁ、鳥がいない野鳥園での1時間は、これが限界。。。
やや欲求不満のまま、帰還。。。
当店近所のうどん屋さんで、遅めの昼食終わって、出てきたところ、、、目の前の川に、鳥たちが!!!
あわてて、シャッター切ったのが、、、↓この写真。
残念ながら、、、合焦写真は、この2枚^^;
ということで、作品といえる写真は1枚もなかったけども、、、
とりあえず、4倍なのは、十分体感できたのでしたぁ。。。
はい、、、そして、待ってましたの定休日。
今度こそはと!モデルとして、愛犬うみちゃんを抜擢!
朝から、モデルさんには、コンディションを整えていただき(?)いざ、海岸へ!
ノーーーーーーーーーーーーーー!!!!!(号泣)
天気予報は、文句なしの撮影日よりだったのに、現地到着して、愕然;
黄砂、黄砂、黄砂で、、、雲ない空なのに、どんより;
さらに、強風で、海岸の砂が舞いまくり^^;
負けないっ!
↓うみさん、ひとっ走りお願いしますっ!!!
↑PM2.5が、気になりますぅぅぅぅ。
わんこくらいの動きだと、フォーカス楽勝。
一度、捕捉したら、フレームワークさえしっかりやれば、フォーカスはずれることなし!
↑ンガガガァ!枝ゲッツぅぅぅ!!
↑そのおやつ、あたしのぉぉおお!
↑解像感はすごいっすよ。さすが、Gレンズ。
初代Gでも、「どでかい、バーニーズマウンテンドッグ」なら、動きまくっててもしっかり撮れるのは、何度も撮影して実証済み。なので、まぁ、G2じゃなくても。っていう気はする^^;
↑おまけ。
うみちゃんの、ゆっくり歩いただけの足跡でも、店長野田のげんこつサイズ。
これが、、、跳んで跳ねてのものだと、爆発したかのように肥大化。
海岸に、クマが、出た!と、言われないかと^^;
●まとめ
初代G→二代目G2。初動AF性能は、あまり進化してない印象。が、動体追尾性能は、確実に上がってると実感。被写体をフレーミングし、初動フォーカス後は、AF追尾がかなりしっかりしてる。また、はずした後のリカバリー性能も向上していると思われる。
ナノARコーティングに関しては、、、そもそも、撮影時に太陽にお目にかかれなかったこともあって、ちょっと良さが体感できなかった^^;
ここからは、個人的な感想。
正直、、、自分の撮影パターンだと、初代Gはいらない。二代目G2は、、、本気で欲しい。
が、400mmGレンズを初めて欲しくなって、改めて思ったのが、SAL70300Gのすごさ。両者は土俵が違うレンズだし比較するものでもないとは思うが。。。
SAL70300Gは、コストパフォーマンスの高さもそうだが、、、やはり、300mmならではの軽量ボディ。SAL70400G2が、約1.5kgに対して、SAL70300Gは、約760g。半分だ。撮影スタイルにもよるだろうが、常用できるよね。その辺もふまえて、今買うなら、SAL70300Gを選ぶなぁ。その後、、、SAL70400G2か?セレブだな^^;
といいつつ、、、SAL70400G2使って、今度こそ、「飛ぶ鳥」を激写したいと思う、店長野田なのでしたぁ。望遠撮影の魅力にはまってしまった^^;
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