ふがふがふがふが・・・。
大阪で、ほんの数時間前に、感動、感激、感心、感涙・・・なんか夢心地のような体験をして、徳島に戻ってきて、VAIO Zの前にすわったものの。なんせ、鼻息がおさまらず^^;
と、とりあえず、本日展示解禁となった、ウォークマンフラッグシップモデル、WM1シリーズの実機を、ソニーストア大阪にて、がっつりと試聴してきたので、レポートしてみる。。。
※なお、、、いつもの滞在数時間という弾丸取材だったけど、「試聴」にたっぷりと時間をかけるべく、撮影は最低限にしてきたので、ご了承を。
(といいつつ、本文、写真そこそこあるのは、ムリヤリひねりだした結果^^;)
↑まず、いきなりここをどうしても、お伝えしたい。
モックとの実機比較!!!完璧っす!重量以外は^^;
では、本題。
Just ear開発者の松尾氏より、WM1Aより聞いて欲しいと。
さらに、松尾氏厳選の「WM1の良さが瞬時に分かる10曲!」という、至極の楽曲が、ソニーストア大阪に展示されている、WM1Z×2、WM1A×2に入れられている。そのリストを見て、納得(にやり
ということで、WM1Aから・・・と行きたいところだが、自前のZX2を改めて聴いておくことにした。というのも、、、WM1に入れられている曲と同じものが結構入っているからだ♪
土俵を同じにすべく、自前のJust ear ND1と、Just ear製GND分離4極銀ケーブルで、両機を試聴することに。
↑バランス端子のキャップは、付属品。アンバランス端子用とあわせて、2個が付属。それと、WMポート用キャップと。(展示はされてなくて、ゲンブツは未確認)
両機を比較した感想。
WM1Aは、やはり、ZX2から、着実に進化したという印象。力強く、かつ、解像感のある音は、健在。高域も心地よく伸びてくるし、でも、刺さるような印象は皆無。男性ボーカルの深みのある低音域もしっかりと再現されてるし、女性ボーカルの繊細さも表現してくれている。「アナログ感を作っている」ということもなく、デジタルがぁ~とか、アナログがぁ~とか、そんなことは気にならない。
もちろん、ZX2からの買い換えも、胸を張ってオススメできる。
また、ZX2では、MDR-Z7など、高インピーダンスのヘッドホンは出力不足を明らかに感じていたが。アンバラでの出力比では、ZX2の15mW×2に対して、WM1シリーズでは、約4倍の60mW×2。実際に、Z7で試聴してみたが、十分WM1シリーズ単独で鳴らしきれる!
ZX1からの買い換えを検討している人も少なくはないと思う。ZX1とZX2は、上位下位という関係ではなく、音色の違いという位置付け。実際、ZX1のほうが好みという人も少なくはなかった。が、、、WM1Aでは、もう、その音色の違いで、片付けられるレベルではないのだ。購入を検討している人の背中どーーーんとしたい!ZX1は持ち込まなかったので、あくまで、音の記憶での比較だが、ZX1のあのダイナミックな感じの音は、ある意味継承されているかなと。が、ZX1では少々高域が気になることもあったが、その「部分」の「硬さ」をとっぱらった感じ。ZX2とZX1のいいところをたして、×2した感じ?^^;むしろZX2ユーザーよりも、ZX1ユーザーのほうが、喜ぶかもしれない。
さぁ、次は、いよいよ、WM1Zだ。
WM1Aで鳥肌ぞくぞく。もう、なにがきても驚かないと思う反面、これを上回る感動があるのか?という不安心配。
と、その前に、じらすわけではないが・・・
↑IFA2016会場でも展示されてたやつ。大阪以外のストア各店舗にも展示されてるんじゃないかと思うが。それぞれに番号をふって、名称が書いてあって。
1.無酸素銅材(約1.8kg)
2.切削済みケース
3.金メッキ処理済みケース
4.無酸素銅板
5.電気二重層キャパシタ
6.ヘッドホンジャック 4芯編みケーブル(キンバーケーブル社協力)
7.基板
8.電池パック
9.リアパネル
それぞれがちゃんとどんな仕事してるか、ちゃんと理解しておきましょうね^^で、、その基板・・・冒頭の写真っす。。。
↑すごいよね。こんな風になってるんだね。そのイヤホンジャックまでのケーブルに、WM1Zはキンバーケーブル使ってるんだよね。ここだけでも結構コストかかってるんだろうなぁ。
話を戻して。
では、4極GND分離銀ケーブル+Just ear ND1+WM1Zで、アンバランス試聴!
や、やらかいっ!!!!
な、なんなんだ、このシルクな音は。別次元の音とはまさにこれ!
じっくり聴いていくと、やらかさ(体験したことのない音をお伝えすべく、試行錯誤。やわらかいじゃなく、やらかいんすよっ)だけじゃなく、音ひとつひとつ、いや、音ひとつぶひとつぶが、はっきりと聴いてとれる。ウォークマン初の音づくり。新境地だ。個人的に重要視する、女性ボーカル。勝手に思っているのが、女性ボーカルって、繊細でやらかい音が出ればいいってもんじゃないと。男性だけじゃなく女性ボーカルも、力強さというか、パワーを、しっかりと再現しないといけないと思ってて。イヤホンやプレーヤーとか、女性ボーカル再現性の評価が高いものでも、さっぱりパワフルさがなくて、厚みがなかったりするものもあるが。WM1Zはちがう。女性ボーカルのやさしさ、艶もしっかりと表現しつつ、しっかりと芯のある力強さも伝わってくる。低音の再現性の高さもその要因じゃないだろうか。
ソニーさんに反論するわけではないが、あくまで個人的には、WM1Zが上位モデルで、WM1Aが究極の下位モデルと言いたい。
さて、いよいよここで、バランス試聴だ。
↑どれほど夢見たことか。ウォークマン単体での、バランス&DSDネイティブ再生。ウォークマンファンなら、この写真だけで、ごはんおかわりできるはずだっ!
ストア大阪では、松尾氏お手製の、MMCX→4.4mm5極プラグケーブルを試聴できる。現在、3.5mmステミニ×2→4.4mm5極プラグのケーブル(MUC-B20SB1)のみが、国内リリースされているという状況。なので、MMCX端子のイヤホンでは、バランス試聴はできないと思ってたが。さすが、松尾さん♪
↑3.5mm4極プラグと、4.4mm5極プラグ。数字で見るとたいしたことないように感じてたが実際に並べると、太さかなり違うよね。
ということで、松尾さんに感謝しつつ、松尾さんお手製ケーブルとあわせて、Just ear ND1で聴いてみる。
「バランスで聴かないなら、WM1シリーズは、買っちゃだめ」
間違いない。バランスっす。バランスは、片ch2つのアンプ、両ch4つのアンプを使うことで、音の立ち上がりがよくなり、かつ、繊細な表現ができると言われているが。まさに、そのとおり。やらかい音でありつつ、そのパワフルさが、瞬時に全域の音を「動かし」、また、精度の高い音のドライブにより、細かいところまで表現され、空気感まで伝わってくる。
ものすごいボリューミーな音を動かさないといけないクラシック楽曲の再生はもちろん、アカペラに近いボーカル主体の楽曲など、かなり広範囲のジャンルをカバーできるプレーヤーだと感じた。
実機レポートは、明日につづく。。。
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ここからは、編集後記的に・・・。
ふぅ。まじで、このレポート書くの疲れたわ。ZX2やPHA-3で、自分のだいたいの表現力を使い切った感があってねぇ^^;どうやれば、このはじめての「音」を伝えられるか、書きながらの試行錯誤。書いては消し、消しては書いて。いつもの3倍くらい時間かかったかも・・・。
このWM1シリーズ。特にWM1Zは、松尾さんもTwitterで言ってたとおり、今までのソニーでは、ウォークマンとして製品化できなかったというほど、「高いし、重いし、高価だし」それを製品化できたというのは、大きな意味を持つんだろうなぁ。率直な意見として、WM1Zは、まじで、イイ!「買い」だと思うプレーヤー。次点候補としては、WM1Aになるんだろうが、なにせ、2倍以上の価格差は、高いハードルだろうね。それでも、店長野田は、WM1Zを強く強く推したい。末永く使えるプレーヤーを求めてる人ならなおさら。金策がんばってね!おしまい。
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>最上位ウォークマン「NW-WM1Z」のモックを作ってみた。。。