これも、時代か。。。
「ソニーが作ったMD」
最後のCMT-M35WMが、3月をもって出荷終了となることで、ついに、ソニー製MD再生録音機すべての販売が終了することになる。
ものすごく、さびしい。
1992年、MD=ミニディスクは、アナログカセットテープを置き換えるという、大きな目標を掲げて開発され、、、フィリップス&パナソニックの共同開発「DCC(デジタルコンパクトカセット)」との、競合に勝ち残り、今にいたる。。。
当時、、、出た瞬間に、これだっ!と惚れ込み・・・。
部屋のコンポ、通勤時のウォークマン、そして、最後に、愛車レガシーのカーステを、あっという間に、MD化。94年を最後に、完全にアナログカセットとは無縁の生活を送っていた。
いやぁ、あの頃は、本当にわくわくした。なんせ、カセットに比べたら、強烈に音いいし、、、曲タイトルなんかも表示されてたし。なにより、ランダムアクセス!!巻き戻し、早送りなんていらないんだから。
そういや、ソニーの、MDコンポ1号機は、未だに家にあるねぇ。
その後、
・音質を落とすことで長時間録音を可能にした、MDLP
・PCとの音楽転送を可能にした、NetMD
・高音質化、NetMDよりもPCとの親和性を高めた、Hi-MD
など、、、音楽メディアとしてだけでも、これだけ、規格が拡張されていった。
が、、、やっぱり、オーディオストレージの、HDD化→メモリー化の激流には、勝てなかった。MDのメリットが本当に薄らいでいくのが、目に見えてわかったもんねぇ。
これは、、、MDが負けたんじゃなく、すべての役割を果たし終えた。大往生って感じだよね。
ソニーショップだから、本当に、MDには、いろんな面でお世話になりました。
MDに関係する全ての人、全てのお客様、ありがとうございました。
※もちろん、規定に従った修理、そして、MD(メディア)の販売はしばらくは継続されます。