↑h.ear on「MDR-100A」ソニーストア価格21,880円+税
(Android、iOS対応)(ビリジアンブルー 、シナバーレッド 、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピング、シルバー)
h.earシリーズで最も注目度の高いのが、オーバーヘッドタイプの、h.ear on「MDR-100A」だろう。
ソニーストア大阪で一足早く試聴させてもらった際にも、音質面でも一番好印象だったのもこのh.ear onなのだ。カラバリも充実してて、ステキだし♪
では、早速、実機を眺めていってみよう。
↑(音質が悪いって言う意味じゃなくて)カジュアル路線のヘッドホンのくせに、なかなか本格的な化粧箱で、感心。
↑なるほどねぇ。梱包状態がやたらと小さいのは、こうやって折り畳み状態で収納されてるから。妙に納得。
↑キャリングポーチのほぼ目立たないのにでっかいソニーロゴがステキ。
取説とケーブル2種が、ちょっと珍しい3連ポケットになってるビニル袋に。
キャリングポーチも、ケーブルも、なんと、本体カラーとオソロなのだ!
↑キャリングポート内側は、ヘッドホンにやさしいやわらか素材。
↑ヘッドホン自体の表面素材が、手触りサラサラなのと、コンパクトに折りたためるのとで、ポーチへの収納は非常にスムーズ。
↑かなりコンパクトに収納。リュックや、カバンにいれやすい。
↑すんげぇ細かいことだけど。。。
化粧箱の側面が、底面とフタ面のでっぱりで凹んでる形状になってるが。外箱にいれたときにその段差で箱が変形しづらいように、外箱内側に、段差を吸収するダンボール紙がひっそりとしこまれてる。こういう、細かい気配りは、買った後の満足につながるよねぇ。
↑つや消し塗装のおかげで、手触りさらさらだし、皮脂汚れもつきづらくて目立たない。
装着感については、当然、頭、顔の形状サイズによって、万人にフィットするモノはないのがあたりまえなので、実際に試すしかないだろうけど。
個人的には、耳あたりもソフトで好印象。ただ、耳のサイズが大きい人、特に、縦が。フィッティングしたほうがいいと思う。MDR-1Aなどよりは一回り小さいため。また、頭てっぺんにあたる部分は、少しクッションが薄め。あくまで、MDR-1Aと比較しての話。ぴったりフィットして装着する派の人は、少し硬いように感じるかもしれない。
MDR-1Aなど、上位モデルに比べると、非常にライト感覚で手軽に使用できる。また、見た目も、ごっつくない。とにかく目立ちたくない人は、このチャコールブラックを選べば、極力自然に近いかも。
↑何度も公式Webで眺めてたけど、いざ、実物みると、かなりコンパクトに折りたためることに驚く。
↑奥側プラグが、プレーヤー側。L型のステミニ。
手前側プラグが、h.ear on本体側。4極になってるのがわかる。これは、プレーヤー側プラグまでは、LRが、それぞれホットだけじゃなく、グラウンドも独立して送られてることを意味する。その間はグラウンド分離伝送ってこと。全経路が3極グラウンド共通よりはクロストークなどの点でメリットが多い。MDR-1Aと同じく、プレーヤー側が4極対応(ウォークマンZX2のように)なら、4極ケーブルを用意することで、完全にグラウンド分離再生が可能ということ。
また、よく見てみると、プラグ根元が特殊形状になってるのもわかる。MDR-1Aとはまた違うのだ。凸部が2カ所あって、MDR-1Aにすら接続できないのだ。
↑h.ear on(上)と、MDR-1A(下)のケーブルの、ヘッドホン側のプラグ。
似てるようで、根元が違うのがわかる。
↑本体に接続したところ。プラグ根元が完全に中に収まってる。フツーのプラグは、接点に届かないから、使えない。
↑ところが、、、逆に、MDR-1A付属ケーブルの端子は、h.ear onに接続できるのだ!
↑ということで、以前自作した、MDR-1A-ZX2用のグラウンド分離ケーブルをつなげるのだ。
当然、クロストーク低減で、音の定位もよりよくなり、明らかにグラウンド分離による音質向上を確認できた。
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最後に音質。
デザインばかりが取り上げられがちだが、音質もしっかりと作り込まれてる印象。
・低音やや薄め
・華やかな高音
これが、1stインプレッションだ。
ターゲットとしている年齢を考えても、華やかな高音というのは予想していたが、意外にも、MDR-1Aよりも、薄めの低音に驚いた。が、がっつり聴き込むより、イージーリスニング的な用途であれば、この味付けの方が疲れないんだろうなぁと。MDR-1Aよりも好きって人もいると思う。
最後に簡単なスペックをまとめ。
専用設計40mmHDドライバーユニット、チタンコートドーム振動板、重低音のリズムを正確に再現するビートレスポンスコントロール採用と、ハイレゾ対応をうたえるスペック。もちろん、リケーブル可能でグラウンド分離、バランス接続可能。
ごっつくないどころか、おしゃれにヘッドホンを常用する。しかも、ハイレゾ対応と言えるほど、しっかりとした音質性能。それが、h.ear on。
ソニーの力の入った新しいヘッドホンシリーズだ。